茶道部紹介

東京大学茶道部

東京大学茶道部はその名の示す通り、東京大学で茶道を扱っているクラブです。新制東京大学が発足して教養学部が創設された1949年から続いており、60年以上の伝統があります。茶道には多くの流派がありますが、東大茶道部では表千家のお点前をしています。

週二回の練習に加えて様々な行事があり、先生の御指導の下、楽しんで活動しています。部員数は多すぎず少なすぎず、科類や出身も様々で男女比はほぼ一対一、肩肘張らない和やかな雰囲気が特徴です。春までは茶道の経験など全く無かったという初心者がほとんどですが、夏・秋の合宿では皆お茶を点てられるようになります。

他大茶道部とも、茶会などを通じて盛んに交流しています。特に専修大学・津田塾大学・東京女子大学・東京農業大学・日本女子大学・武蔵野大学・早稲田大学(以上、五十音順)に本学を加えた八校は集まりを持って活発に交流し、互いに日々稽古に励んでいます。

なお、他の部・同好会・サークルとの掛け持ちは自由です。稽古日数は決して多いほうではないなので、実際に掛け持ちしている人も少なくありません。

活動詳細

活動は駒場と本郷でそれぞれ行っています。基本的には、一年生・二年生は駒場で、三年生以上は本郷で稽古を行うことになります。しかし両者の交流も盛んで、一・二年生が本郷で上級生の手前を熱心に学ぶ姿や三・四年生が駒場で下級生を指導する姿もよく見られます。

日頃の稽古に加えて、例年夏・秋に合宿を行っています。また、一年を通じて様々な形で茶会を催しており、他大との交流も盛んです。詳しくは年間行事をご覧ください。

駒場

場所
駒場キャンパス内 柏蔭舎
日時
月・水曜日 9:00頃〜放課後

柏蔭舎で月曜日と水曜日の週二回活動しています。午前中には準備を終え、昼休み前から稽古を始めることが多いです。もちろん大学の講義がありますので、一日中柏蔭舎で稽古している人はほとんどいません。部員それぞれが空きコマをうまく使って稽古を進めており、放課後だけに顔を出すという人もいます。放課後は、人が多い時には21時頃まで練習を行っています。

柏蔭舎には部屋が二つあり、そのうち一つを茶席に使っています。こちらの部屋での稽古は真剣ですが、もう一つの部屋では他の部員がくつろいで思い思いに時を過ごしています。皆で雑談に興じたり、一人庭を眺めてぼんやりしたり。張り詰めた空気と、一方で穏やかに流れる空気の対照が心地よく感じられるでしょう。

また、月に数回、先生がおいでになって御指導くださる日があります。

興味をお持ちになったら、いつでもお気軽にお越しください。部員があたたかいお茶とおいしいお菓子でお迎えします。

本郷

場所
本郷キャンパス近く 浄心寺
日時
土曜日 12:30頃〜18:00

茶道部略史

以下の記述は創部四十周年記念誌「東大茶道部の歩み」及び創部五十周年記念誌「東大茶道部の歩み」による。

昭和24年10月15日
新制東京大学教養学部学友会の日本文化研究会「茶華道班」として発足。
昭和34年度
日本文化研究会から独立。
昭和36年度
部誌「つたかずら」創刊。OB会として赤門茶道会結成。
昭和41年度
駒場祭で教室内に茶室を作り、「建築」が始まる。
昭和44年度
学園紛争により一年生を欠く。
昭和62年度
体育館新築工事のため柏蔭舎の使用自粛、隠寮を使用。
平成2年度
四十周年記念茶会。翌々年創部四十周年記念誌を発行。
平成8年6月3日
駒場寮廃寮&跡地開発計画(CCCL計画)に伴い、新柏蔭舎に引越し。
平成11年度
五十周年記念茶会。翌年創部五十周年記念誌を発行。